
残り霧氷の夜明け 国見山 ウシロ嵓にて
2月15日、来週から暖かくなるとの天気予報なので残り霧氷の夜明けの写真を撮りに行くことにしました。天気予報では明け方まで晴れで、天気図からも山でも晴れると思っての夜明けでのワンチャンスの狙いです。
場所は簡単に登れる明神平方面で、いつものように明神平での霧氷の着き具合によって行き先を決めることにしました。
午前2時過ぎに大又林道の駐車地を出て、金剛山並みに踏み固められて凍った登山道を登り明神平に着きましたが、想像していたくらいに霧氷はかなり落ちていて色あせていました。
笹ヶ峰方面は諦めて国見山に向かい午前5時に着いて撮影場所を探しましたが、よく写真を撮ったウシロ嵓と新しい霧氷が着いたボンサイ平の上部あたりしかなかったです。
夜明けは東の空が赤くて美しい朝となりましたが、霧氷が弱く残念ながらいままでよりきれいで迫力のある写真は撮れなかったです。
また、太陽が昇るまで風が冷たく寒い朝でした。
赤ゾレ山方面は白くなっていないので、残り霧氷を眺めながら来た道を辿りましたが、すぐに曇ってきたので下山として午前10時前に駐車地に戻りました。
ワンチャンスの晴れの夜明けは狙いどおりでしたが、霧氷が寂しくなかなかうまくいかないです。日の出のピンク色も1月のように鮮やかではなくなってきました。
それにしても今冬の大峰・台高の雪の少なさは極端でした。
かなり以前の2月に台高を歩いていた時の事をまた思い出しました。
雪は重く締っていて膝下くらいのラッセルで、風邪をひいていて注意力が散漫になっていました。ドーンと大きな音とともに巨大な雪の塊と猛スピードで落下しました。雪庇の上に乗ってしまったので崩落したのです。
その時は不思議な事に、雲に乗って空を飛んでいるみたいだと思いました。しかしその爽快感は最初だけで雪の塊はだんだん小さくなってきました。
ピッケルはザックに着けていて取れません。雪の塊に立っていられるのもあとわずかなところで木が接近してきたので飛びつきましたが弾かれました。3回目でかろうじて木に掴まることができて、何とかピッケルを取り出して木登りを交えて登り返すことができました。
落ちている間はなぜかスローモーションに感じました。
又、山で起こったいろいろなことを思い出しました。
若い時の前穂高岳の東壁の登攀の時に、頭をかすめて大きな落石がブルブルと大きな音を立てて落ちて行きました。あと数センチ横ならばヘルメットと頭を砕かれていました。
人の命と運命は紙一重で何が起こるかわからないと思いながら駐車地に降りました。
・ 平成31年2月15日
・ 台高山系 東吉野村 大又林道~明神平~国見山
・ 撮影 ニコン D810 コンデジ
・ 単独

大又林道~明神平にて
駐車地から上の林道と登山道は積雪は極めて少なくて、踏み固められて凍っていました。

明神平にて
霧氷は着いていましたが、かなり解けていて色あせていました。
















残り霧氷の夜明け 国見山 ウシロ嵓付近にて
夜明けは東の空が赤く染まってきれいな朝となりました。霧氷が色あせていたのが残念ですが、残っているだけで喜ぶべきかもしれません。
ボンサイ平への降り口付近で、新しい淡い霧氷が着いていたのが救いです。




国見山~明神平にて
天気予報通りに午前8時前に曇ってきました。
霧氷がたくさん着いているように見えますが、近づいて見ると寂しい感じできらめいてくれませんでした。




途中の一ケ所で氷の写真を撮って、のんびりと歩いて駐車地に戻りました。
人気の明神平もさすがに今日は人が少なくて、下山途中で3組の方に会っただけでした。
明神滝はあまり凍結していませんでした。今年の氷瀑はこのまま終わりそうです。

翼の氷瀑 クロタキ谷 黒滝
2月12日、川上村のクロタキ谷の黒滝の氷瀑を見に行く事にしました。
今年は極端な冷え込みが少なくて氷瀑も不完全とは思っていましたが、大峯・台高の氷瀑を見ずに終わるのも物足りないと思いました。
午前6時に中奥林道に車を止めて小雪のちらつく中を歩きました。林道はまったく積雪がなく、上で伐採作業中なので大規模崩落地まで車で通行可能となっていました。
黒滝に着くとやはり本体の流れは凍っていなくてツララも弱い感じでした。滝の中段へ登る流れも少し凍っているだけで、岩にうっすらと積雪があってピッケルを刺すことができず微妙な登りとなりましたが、強引に登りました。
黒滝の氷瀑は不完全ながらも閉ざされた空間の滝は独特で、青空が広がるまでゆっくりと写真を撮りました。
陽光が届くと左手の氷瀑からたびたび大きな氷塊がドーンと大きな音とともに落ちて来て危なくて降りれないために、トラバースして急斜面を慎重に降りました。
今日はクロタキ谷の右岸側から稜線へ登るルートがないか探ろうと思っていましたが、カメラ類の荷物が重く感じられたので、下山として正午過ぎに駐車地に戻りました。
黒滝の氷瀑はツララが鳥が羽を広げたように見える事から翼の氷瀑と名付けて、毎年のように訪れています。
真下から不完全ながらも個性のある翼の形を眺めて楽しめました。
また、氷瀑は落下を続けていて今年の氷瀑はこのまま終わりそうなので来て良かったと思いました。
・ 平成31年2月12日
・ 台高山系 川上村 中奥林道~クロタキ谷 黒滝
・ 撮影 ニコンD810 コンデジ
・ 単独

小雪のちらつく中を歩きましたが、谷沿いでは伐採作業がされていて倒木が目立ちました。

黒滝が見えてきました。
右手が翼の氷瀑と名付けている滝です。翼を眺めるには真下から一段登ります。
左の氷瀑は陽光が届くと大きな氷塊の落下を繰り返していて、帰りに流れのツララの写真を撮りたかったのですが危なくて直下には近づけませんでした。












翼の氷瀑 クロタキ谷 黒滝
予想していたとおり氷瀑は不完全でしたが、ゆっくりと写真を撮って青空が広がるのを待ち、閉ざされた空間の氷瀑を眺めました。
滝つぼと言うより小さな水たまりは、よく12月の最初の寒波の後に氷瀑を入れた写真を撮りに来ました。例年1月に入ると落下を繰り返した氷で埋められて見えなくなるので、いかに今年は氷結しなかったかわかります。


薊岳から笹ヶ峰までの稜線は霧氷で白くなっていました。
笹ヶ峰が霧氷で真っ白になるのはあまりなくて、いま稜線を歩いているときれいだろうなと思いながら駐車地に戻りました。
帰りで見る杉林は山全体が見事なほどの花粉色でした。

第27回「あつまってん」風景写真展が開催されました
第27回「あつまってん」風景写真展がテーマを「乗り物・道・橋のある風景」として盛況の内に開催されて終了しました。
たくさんの方が来場ご高覧頂きました。感謝申し上げます。今までの中で一番来場していただいた事になりました。
誠にありがとうございました。
私の知り合いも来ていただきました。山仲間のお姉さんなどお会いできなかった方もあって申し訳ないです。
tomokoさんとmago2 も来てくれました。
県外からは、素晴らしい写真を見せて頂くのを楽しみにしているNさん、フォトクラブ大峰の皆様、日本全国くるま旅のご夫婦が来てくださって楽しく話をすることができました。遠方から来てくださり本当にありがとうございました。
また、すべてを準備お世話してくださった世話人の方に感謝いたします。
西川先生を始め写真への取り込みが熱心で、山歩きへの思いが強い私はもう少し写真の方に向かけて頑張らねばと思いました。
Mさんが今日から1ケ月程車中泊で北海道に出かけられます。西川先生も取材に行かれるようです。
体力が無くなってきましたので私も撮影の方に軸足を移しつつあると思っていますが、次回に信州や東北へ出かける時は、もう少し撮影地について調べて出て粘り強く撮らねばと思っています。
「あつまってん」の仲間で冬の北海道などに車中泊で1ケ月ほど撮影に出かけられていて、きれいな写真を撮られていたSさんが亡くなってしまいました。いまだにフイルム撮影にこだわり、雑誌で撮影地などを調べてメモを取っておられた姿を思い出すと、やはりもう少し真摯に写真に向かい合わねばと思います。




「あつまってん」風景写真展の会場の様子

私は2点展示させて頂きました
何人かおられましたが、私も最近まで人工物は除いて写真を撮ってきましたので今回のテーマは苦手でした。

「メタセコイヤ並木の夜明け」です
滋賀県マキノ町のメタセコイヤ並木。今はインターネットで広がって日中は大混雑していますが、朝の写真などを撮りになぜかよく寄りました。
中でも木に雪が着いた風景が好きで降雪の後や大雪警報が出た時が狙い目ですが、これがめったに雪が着いてくれません。
この日は夜に雪が降っていて木に着雪し、夜明けに東の空がピンク色になってくれました。日の出前のときめく色合いの一瞬です。

同じ場所での落雪の写真

「冬晴れの航行」です
富山県高岡市の雨晴海岸です。
昨年の暮れに能登へmago2 と出かけた時に、思いがけなく立山連峰が見えたので海岸線を山を見ながらドライブしました。
今後のために撮影場所を探しましたが、やはりこの雨晴海岸が抜きん出ていました。私の好きな剣岳を飽きずに眺めていると貨物船がゆっくりと航行してきました。
有名撮影撮影地での日中の平凡な写真ですが、私にとっては剣岳が見えるだけでうれしくて、やはりいい場所だと思いました。

同じ場所での電車が入る写真





日本全国くるま旅ご夫婦が旅をされる車です
この車で車中泊で1ヶ月以上撮影されながらご夫婦とモル君で旅をされていて、知識が豊富でいつも旅や写真について教えて頂いています。
東北のステッカーを見て旅に出たくなりました。

フルマラソンを走る
2月3日、京都木津川マラソンを走ってきました。
yosikoさんが応援してくれて写真を撮ってくれました。
一年かけて長距離ランナーの体にして、半年前から段階的に走り込みました。
痛めた腰はサーナ院長さんが治療してくれて、直前にひいた風邪も完治して、無事にスタートラインに立てました。
心配した苦手なポカポカ陽気にはならなくて、私にとっては少し暑いかなと思うくらいの天気になってくれました。
レースは30kmまでは練習どうり快調で、目標の4時間切りが楽にできそうな走りでした。しかしやはりフルマラソンは甘くはなくて、35kmからスピードが落ちたので4時間切りに合わせた走りにしました。
あと3kmからは腰が痛くなり、前かがみになると楽なので前傾姿勢で走ってゴールしました。
タイムは3時間59分05秒で目標の4時間切りを達成することができました。
順位は2421人中599位で、70歳以上では93人中6位でした。
フルマラソンを走り切るとすがすがしい達成感が残りました。
70歳以上の例年の記録から見ると、4時間切りで十分上位入賞と思っていましたが、6位ということで、改めて上には上があり陸上一筋のひたむきな方には及ばないという思いを強くしました。







完走記録証がゴール後すぐに交付されました。


風景写真を通じて知り合った仲間の写真展である、第27回「あつまってん」風景写真展が開催されます。
場所はいつもの斑鳩町中央公民館で、期間は2019年2月7日(木)~10日(日)です。
今回のテーマは「乗り物・道・橋のある風景」です。
1月13日に準備会があって皆さんの写真を見せて頂きましたが、熱心に取り組まれ知識も豊富でいつもながらですが感心しました。また、いつも楽しみにしているMさんの十年に一度くらいという豪華な雪の舞う長野県の残り柿や流星の見事な写真を見せてもらって、私ももう少し熱心に撮らねばと思いました。
私は2点ですが展示させて頂く予定で、先日に奈良県図書館でプリントしてきました。
最近まで人工物は一切入れずに写真を撮ってきましたので、今回のテーマは苦手で私の写真は平凡ですが、プロの写真家である西川先生や案内状の写真である雪の中を走る秋田県のローカル線など美しい作品が展示されますので、興味のある方は是非ご覧くださるようにお願いいたします。



1月27日、mago1 が奈良県バンドフェスティバルの中で、県の中学2年生の選抜として奈良県文化会館で演奏するので聞きに行きました。
演奏は3曲だけですが、内2曲は劇団四季のライオンキングで指揮をした西村 友氏と練習し指揮を受けただけあって、素晴らしいと思う程音楽として聴きごたえがあって楽しめました。そして吹奏楽を始めて2年間でここまで演奏できるとはと感心です。
また、関西フィルハーモニー管弦楽団のトロンボーンやホルンが入る金管五重奏もさすがプロだという音楽や音造りでよかったです。
駐車場への帰り道に梅の花の様子を見てみると、蕾が膨らんで一本の木は花が咲いていました。春も近づいているようです。
今年もここへ写真を撮りに来ようと思いました。

ランニングシューズの底が減ってきたので新しいシューズを買いました。前回と同じで走りやすくて故障もないと思っているアディダスのブースト3です。
サーナ院長さんが今話題のナイキのシューズを買いましたが、私ももう30~40年若ければ買いたいところですが、10kmを精一杯走っても50分かかりそれも急速に走れなくなっていますので、このシューズがちょうど合っていると思います。また、色は今回はおとなしく白色にしました。
木津川フルマラソンを走る日が近づいて来て、1月は調整程度に走っていました。
サーナ院長さんに再度腰の治療をしてもらったので調子も良くて、30kmを走った翌日の19日に山に入りましたが、また腰がおかしくなりました。65歳頃から走り込んでいる時に山に入ると毎回腰が痛むようになっています。
いつもの事だとフルマラソンを走るのに日程的に、山行から2日あけて一度気持ちを締めておこうと再び30km走をレース感覚で走りました。15kmくらいから腰が痛く辛くなりましたが、かまわずに歯を食いしばって走りました。
タイムは2時間37分で、フルマラソンでは後はゆっくりでも4時間は切れると順調だと思いました。ところが翌日に腰痛がひどくなりまったく走ることができなくなってしまいました。調子に乗りすぎたようですが、今までこんなひどくはなくて、無理はきかない歳なんだと思いました。
しばらくおとなしくしていましたが、やっとスローペースで走れるようになり回復に向いたようです。
1月はこれまでに200kmを走りましたが、あと20km走を2回だけ走って2月3日のスタートラインに立ちたいです。