迷滝のブルーアイスの氷瀑
今冬の最後かもしれない強い寒気が入ったので毎年通っている迷滝の氷瀑の写真を撮りに行きました。
途中の道路は高野辻の手前から積雪があり林道は凍っていました。林道は久しぶりに入谷出合まで入れてすぐ先の崩落地も復旧工事に着手されていました。
日裏谷の荒れた林道に入ると明るくなってきて、展望地に着くと迷滝が見えましたが、流れの部分は思ってはいましたがやはり凍っていなくて黒々としていました。
ここでアイゼンを着けて谷を渡って、あまり期待せずに滝の前に出ると思ったより氷のブルーがきれいで水の流れる岩の黒色と相まっていい雰囲気でした。
いつもは流れの部分の氷が崩落すると谷底までもっていかれるので対岸に行くのは急いで通りますが、今日はゆっくりと迫力がある真下から眺めました。
天気予報は晴れだったですが曇りのため時間つぶしに滝の氷瀑を少し登ったり、懸垂下降して谷底に降りて氷壁の登攀を楽しみました。
11時頃には雪もちらついて青空は見込めないために下山することにしました。
今季は特別な気温の低下がなくてこの標高では全面氷結は無理なようです。この滝は全面氷結にこだわって訪れてきましたが、水の流れがあるとそれなりに持ち味のある写真が撮れるんだなと思いました。
この滝の魅力の淡いブルーの色は変わらず美しくさすがだなと思いました。
・ 平成27年2月15日
・ 五條市大塔 大峰山系 日裏山谷 迷滝
・ 撮影 ニコンD600
・ 単独
展望地からの迷滝
迷滝の氷瀑