朝の頂上を行く登山者 八経ヶ岳にて
冬型の気圧配置がゆるむ絶好の日、八経ヶ岳頂上の朝の光景の写真を撮りに出かけました。
国道309号線がまだ冬季通行止めになっていないので、このところよく登る行者還トンネル東口からのコースです。
午前2時10分から新雪を踏みしめて弥山に向かいました。小雪が舞って弁天の森からはガスっていましたが、雪は締っていてラッセルがなくて歩き易いです。強風が吹いていましたが、弁天の森付近から止んでくれて急にポカポカと暖かく感じました。
午前6時に頂上に着いて夜明けを待ちましたが、結局晴れてはくれず、夜に登ったのが徒労に終わりました。
がっかりして、下の尾根で青空と霧氷の風景でも見ようとのんびりと降りました。
多くの登山者が登ってこられました。
正午頃に駐車地に戻りました。
期待した八経ヶ岳頂上からのめくるめく朝景は見られず残念でした。こんな日は疲れます。
大普賢岳や稲村ヶ岳方面は晴れているのに、やはり冬の弥山の条件は厳しいです。
ただ、下山途中で晴れてくれ、変化に富んだ弥山の冬風景が見られたのはよかったと思います。
・ 平成29年11月25日
・ 大峰山系 天川村 上北山村 行者還トンネル東口~弥山~八経ヶ岳
・ 撮影 ニコンD600 コンデジ
・ 単独
暗闇の霧の中の理源大師像
行者還トンネル東口~八経ヶ岳にて
風が強かったですが弁天の森からは弱まってくれました。暗闇での強い寒風の中での歩きは厳しいものがあります。夜間登山で、過去の幾度かどうしようもない厳しい吹雪の条件下に陥った時の事を思い出しました。こんな時は、圧倒的な自然の前では人は無力だという事を思い知らされます。
少し雪が舞い、弁天の森からはガスっていて前が数メートル先しか見えませんでした。
八経ヶ岳頂上にて
暗い内に頂上に着いて夜明けを待ちました。風は弱いながらも寒く、小雪はやみ天気は回復傾向ながら結局晴れてはくれませんでした。
明るくなった頃に、弥山で泊まられたという方が登ってこられました。熊渡へ明星ヶ岳経由で降りられるとことで少し話をしました。
八経ヶ岳~弥山にて
朝のめくるめく光景が見られず諦めて弥山に戻りました。やわらかに色着いたので晴れるのかと思いましたが一瞬だけでした。
弥山頂上にて
不完全ながらモンスターが威容を誇っていて、冬の弥山の魅力を感じました。
弥山頂上~聖宝宿跡にて
霧のために霧氷がついて、夜よりさらにきれいになっていました。
聖宝宿跡~弁天の森にて
徐々に青空が広がってきて、モノトーンの世界から色がついたはれやかな風景になりました。
たくさんの登山者が霧氷の景色を楽しみながら登って行かれました。
石休場宿跡から大普賢岳を眺める
一ノタワ付近から弥山を振り返る
弥山はまだ霧の中でした。トンネル西口の下降点からは、人の歩かない静かな奥駈道でのんびりと歩きました。
行者還トンネル東口の駐車地に戻りました
モジキ谷出合から稲村ヶ岳を見る